ファクタリング会社への支払いをしない、または延滞するとどうなるの?
ファクタリングに関しての仕組みをしっかりと理解している方であれば、この「ファクタリング会社への支払い」の意味はもうお分かりですね。
そう、ファクタリング利用によって、売掛金をファクタリング会社に買取ってもらい現金化した後、通常通り取引先(売掛先)からの入金されたお金を、ファクタリング会社にそのまま支払うということです。
2社間取引ファクタリングの場合であれば、取引先(売掛先)から入金が確認できたら、そのままファクタリング会社に支払いします。
これで一旦、ファクタリング取引は終了となる訳です。
ファクタリング会社への支払いを怠るとどうなるのか?
2社間取引ファクタリングの場合、取引先(売掛先)からの入金が確認出来たのにも関わらず、入金をしないとどうなるのでしょうか?
これは完全に「契約違反」となります。また、売掛債権はもうファクタリング会社のものになっているので「横領」となり罪に問われる可能性もあり、決して甘く見てはいけません。
そして、ファクタリング会社によっては、2社間取引ファクタリング契約(取引先(売掛先)に通知なし、知られずにファクタリングが出来る契約)なのにも関わらず、支払いがされないということになれば、取引先(売掛先)に「債権譲渡通知」を送られてしまうことも。
こうなれば、取引先(売掛先)との関係も崩れてしまう恐れもあります。
また、入金が遅延すれば、「遅延損害金」が発生することもあり得ます。
よってファクタリングの利用において、支払いはしっかり行う!ということが大前提となるわけです。
ファクタリング会社も単なるボランティアではなく商売だからです。
しかしながら、何らかの事情で、支払いが遅延してしまうような事態が発生したら、すぐにファクタリング会社に相談するべきですね。
ファクタリングにおいて最も重要なのは、あなたの会社とファクタリング会社の2社間のお互いの信頼関係です。
もし問題が起こってしまえば、今後はそのファクタリング会社を利用出来なくなる可能性がありますので、十分に注意したいところです。